• 本

透明なる社会

イタリア現代思想 *3

出版社名 平凡社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-582-70344-3
4-582-70344-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 157P 20cm

商品内容

要旨

来たるべき情報技術社会を透徹した思考で捉え、世界の多元化、脱現実化、コミュニケーションの多チャンネル化のなかで、「透明なる社会」の到来という近代啓蒙思想の「強い」理想を、その形而上学的な呪縛や限界から解き放とうとする試み。今日における哲学の使命に賭ける、ヴァッティモ一流の「弱い思考」に貫かれた好著。

目次

第1章 ポストモダン―透明なる社会なのか?
第2章 人文科学とコミュニケーション社会
第3章 再発見された神話
第4章 揺らぎの芸術
第5章 ユートピアからヘテロトピアへ
第6章 脱現実化の限界

出版社
商品紹介

「弱い思考」を全面展開。情報技術の発達にともない成立するとされる「透明なる社会」の到来などありえないことを解いた歴史的名著。

おすすめコメント

旗印の「弱い思考」を全面展開し、近代啓蒙思想が奉じる、情報技術の発達にともなって成立するとされる「透明なる社会」の到来などありえないことを解いた歴史的名著。

著者紹介

ヴァッティモ,ジャンニ (ヴァッティモ,ジャンニ)   Vattimo,Gianni
1936年生。トリノ大学でルイージ・パレイゾンの指導のもと学位を取得した後、ハイデルベルク大学でカール・レーヴィットやハンス・ゲオルク・ガダマーに師事。1969年からトリノ大学正教授(哲学)。イェールやニューヨークをはじめとするアメリカの大学で客員教授を歴任したほか、イタリア各紙誌の論説委員をつとめる。政界にも進出し、現在、欧州議会議員
多賀 健太郎 (タガ ケンタロウ)  
1974年生。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。哲学・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)