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日本の七大思想家 丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵 小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉

幻冬舎新書 こ−1−2

出版社名 幻冬舎
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-344-98289-5
4-344-98289-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 475P 18cm

商品内容

要旨

第二次大戦における敗北は、日本の近代化の行く先に必然的に用意されていた、日本史上最大の事件だった。そして日本はその後遺症を抱えたまま、近代化の極たるグローバリゼーションに翻弄され、「第二の敗戦」を経験しつつある。我々は精神の構えをどう立て直し、やくざ化した世界と伍していくべきなのか。本書では、敗戦をまたいで現われ、西欧近代とひとり格闘し、創造的思考に到達した七人の足跡を是々非々で批評。西欧思考の限界を超え、日本から発信する文明的普遍性の可能性を探った野心的論考。

目次

序説 敗戦経験という基軸
第1章 丸山眞男―一九一四〜一九九六
第2章 吉本隆明―一九二四〜二〇一二
第3章 時枝誠記―一九〇〇〜一九六七
第4章 大森荘蔵―一九二一〜一九九七
第5章 小林秀雄―一九〇二〜一九八三
第6章 和辻哲郎―一八八九〜一九六〇
第7章 福澤諭吉―一八三五〜一九〇一

おすすめコメント

今こそ拠り所とすべき、オリジナルにして普遍の思考 ・丸山眞男(1914〜1996)〈政治〉日本的「無責任の体系」とは?「変わり身の早さ」とは? ・福澤諭吉(1835〜1901)〈社会〉「一身独立し、一国独立す」の真意とは? 第二次大戦における敗北は、日本の近代化の行く先に必然的に用意されていた、日本史上最大の事件だった。そして日本はその後遺症を抱えたまま、近代化の極たるグローバリゼーションに翻弄され、「第二の敗戦」を経験しつつある。我々は精神の構えをどう立て直し、やくざ化した世界と伍していくべきなのか。本書では、敗戦をまたいで現われ、西欧近代とひとり格闘し、創造的思考に到達した七人の足跡を是々非々で批評。西欧思考の限界を超え、日本から発信する文明的普遍性の可能性を探った野心的論考。

著者紹介

小浜 逸郎 (コハマ イツオ)  
1947年横浜市生まれ。横浜国立大学工学部卒業。批評家、国士舘大学客員教授。家族論、教育論、思想、哲学など幅広く批評活動を展開。2001年より連続講座「人間学アカデミー」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)