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数学的推論が世界を変える 金融・ゲーム・コンピューター

NHK出版新書 394

出版社名 NHK出版
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-14-088394-5
4-14-088394-4
税込価格 858円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

「数学的推論」とは何か。それは経験則でも山勘でもなく、数理論理学やゲーム理論をベースに「相手のハラを探る技術」。人間のみならずコンピューター同士の推論合戦が本格化しつつある現在、それは巨額の利益と結びつく一方で、大きなリスクをも引き起こす。人間の行動から経済情勢まで、今世紀をエキサイティングに変える数学的推論。フォン・ノイマンやゲーデルなどの成果を踏まえ、その可能性と限界に迫る。

目次

第1章 数学でマネーを稼ぐ人たち―ギャンブルからアルゴトレーディングまで
第2章 数学的推論とは何か―トレーディングを支える原理
第3章 コンピューターにできること・できないこと
第4章 「正しい」とはどういうことか―「可能世界」から考える
第5章 「知っていること」を知っている―ゲーム理論の推論
第6章 なぜリスクを根絶できないのか―「不完全性定理」から考える
第7章 金融バトルを解きあかす―「新しい推論」は何をもたらすか

おすすめコメント

ITビジネスから金融市場まで、人はいかにハラを探り合うのか? 「数学的推論」とは何か? 日常の行動から経済情勢まで、今世紀をエキサイティングに変える、数学的推論の可能性と限界に迫る。

著者紹介

小島 寛之 (コジマ ヒロユキ)  
1958年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒。同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。専攻は数理経済学。現在、帝京大学経済学部経済学科教授。数学エッセイストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)