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二十世紀論

文春新書 899

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-16-660899-7
4-16-660899-1
税込価格 825円
頁数・縦 227P 18cm

商品内容

要旨

二十世紀とは総力戦の時代。戦争への大衆動員のため社会保障やインフラが整備された二十世紀。戦後も形を変えながら基本的には同じ体制が日常生活を規定してきた。キーとなる人物・エピソードに焦点を当てながら博覧強記の論客が二十世紀の本質を描ききる。

目次

第1章 総力戦の世紀―ロイド・ジョージ、永田鉄山、石原莞爾
第2章 帝国主義の終わりの始まり―チャーチル、東郷平八郎
第3章 世界戦争時代―チャップリン、フォード、ウィルソン
第4章 二つの大戦の狭間―レーニン、ヒトラー、シャネル
第5章 第二次世界大戦とは何だったのか―ルーズベルト、蒋介石、東條英機
第6章 冷戦という名の平和―マリリン・モンロー、サルトル、手塚治虫
第7章 世紀末と新世紀―ウサマ・ビン・ラディン、〓(とう)小平、昭和天皇

出版社・メーカーコメント

稀代の論客による、最も遠大で明快な20世紀論です。20世紀の本質を捉えずには、21世紀の展望は開けてきません。福田和也さんによれば、戦争への国民動員のため社会保障やインフラが整備され、その延長で戦後も繁栄を極め、総力戦体制が日常生活をも規定してきたのが20世紀です。論の対象は、軍事戦略論からライフスタイル、ポップカルチャーまで広汎に及びます。博覧強記の著者が、確かな歴史の素養にもとづいて、キーとなる人物と出来事に焦点を当て、いま終焉しつつある一時代を振り返ります。(NY)

著者紹介

福田 和也 (フクダ カズヤ)  
1960年、東京生まれ。文芸批評家。慶應義塾大学環境情報学部教授。93年、『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年、『甘美な人生』で平林たい子賞、2002年、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)