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遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて

河出文庫 い29−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-309-41206-1
4-309-41206-8
税込価格 935円
頁数・縦 322P 15cm

商品内容

要旨

五〇年で、八〇〇〇人もの赤ちゃんを取り上げた助産婦・前田たまゑ。彼女の産婆人生は、神戸の福原遊廓から始まった。堕胎が許されなかった戦前の遊廓、戦時下のお産、戦後すぐのベビーブーム、いつしか主流となった病院出産の時代…世話焼きおばさんの語り部から聞こえてくる助産の歴史は、昭和を背負った女性たちの肉声を伝え継ぐ。『さいごの色街飛田』を記した著者の原点。

目次

母の死、義姉の死産―一九一八〜
看護婦見習いの頃―一九三九〜
お産の神様―一九四一〜
戦時下のお産―一九四三〜
お産ラッシュ―一九四五〜
産婆から助産婦へ―一九四七〜
妊娠しないように教える仕事―一九四九〜
産婆と米屋、二足のワラジ―一九五一〜
病院出産の時代に―一九五五〜
ラマーズ法―一九七八〜
わたしの出産記録

著者紹介

井上 理津子 (イノウエ リツコ)  
1955年奈良市生まれ。フリーライター。大阪のタウン誌「女性とくらし」編集部勤務後、フリー。人物インタビューやルポを中心に活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)