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東日本大震災と社会認識 社会科学の眼を通して災害を考える

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-7795-0746-5
4-7795-0746-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 178P 20cm

商品内容

要旨

社会認識の革新が災害に強い社会を生む。経済学・人権・社会福祉・NGO・歴史認識という多角的な視点から、震災と日本社会の関係を読み解く。

目次

第1章 災害の複合化と社会認識―経済学の現状とのかかわりで(戦後改革と見落とされた課題
現代経済学の諸潮流
災害研究とアジア研究の接点
おわりに)
第2章 震災と人権(災害対応の三段階
今回の震災における対応の問題点―情報共有の欠落
横の「とも」と縦の「共」
人権より上の「公共の福祉」
政府にとっての人権―「思いやり」
欧米の公と日本の公
諸外国の法制度および国際条約における「知る権利」
おわりに―私たちの目指す社会)
第3章 東日本複合大災害とこれからの社会福祉(「くらし(生活)」が成り立っているようす
社会福祉の位置と役割
過去の大災害時に社会福祉(社会事業)が果たした役割
東日本複合大災害で社会福祉の果たした役割と社会福祉の代替性
おわりに)
第4章 中国の四川大地震とNGO(中国社会における政府とNGOの関係
四川大地震への取り組み
NGOの問題点
政府との良好な協働関係の構築
おわりに)
第5章 福島の核爆発と歴史を見る眼―日本に落ちた三度目の原爆(被爆という過去との遭遇
植民地主義という過去との遭遇
経験に基づく社会の不在
おわりに―経験に基づく社会の創造)

著者紹介

竹内 常善 (タケウチ ツネヨシ)  
1945年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。地域経済論専攻。大阪産業大学教授
斉藤 日出治 (サイトウ ヒデハル)  
1945年生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。社会経済学専攻。大阪産業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)