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「全体の科学」のために 笠原嘉臨床論集

出版社名 みすず書房
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-622-07626-1
4-622-07626-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 248,5P 20cm

商品内容

要旨

心が脳科学によって説明されつつある今、心の専門家に求められる「全体の科学」の視点とは?60年の臨床生活から診察室にあるべき人間学を探る。シリーズ完結。

目次

「全体の科学」のために(一九八四)
内因性精神病の発病に直接前駆する「心的要因」について(一九六七)
精神医学における人間学の方法(一九六八)
精神病理学の役割(一九八七)
反精神医学(一九八〇)
分裂病患者にとっての「社会性」(一九九四)
心理学的精神医学の提唱(一九九九)
精神病理学と人間研究(二〇〇七)―学会名に「精神療法」の復活を祝して
心理・社会・脳(二〇〇七)―精神科診察室で考える
原点としての精神病院(一九九八)
初老期に入った分裂病者について
だから精神科医はやめられない!
精神医学における内因性概念について今一度―そして薬物療法と小精神療法の協働の勧めも

出版社
商品紹介

脳科学と行動科学により精神医学が「部分の科学」になった今、患者という人間とその人生全体を捉える「全体の科学」を改めて考える。

著者紹介

笠原 嘉 (カサハラ ヨミシ)  
1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授、桜クリニック名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)