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泣き童子(わらし) 三島屋変調百物語参之続

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-16-382240-2
4-16-382240-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 441P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 泣き童子(わらし) 三島屋変調百物語参之続

    ご存知、宮部みゆき人気時代小説シリーズの最新刊。物語の舞台は江戸時代の神田。娘が集めた奇奇怪怪な物語を聞かせてくれる。待ちに待ったこの三巻目には、6つの話が収められている。これまで17話が語られている。作者は99話を目指しているというから、まだまだ先が楽しみである。江戸人情の中に、切なさや、おそれ、ぬくもりや、激しさが伝わってくる。これからも宮部ワールドから目がはなせない。

    (2013年7月31日)

商品内容

出版社
商品紹介

江戸は神田。叔父の三島屋へ行儀見習いとして身を寄せるおちかは、叔父の提案で百物語を聞き集めるが。人気時代小説、待望の第3巻。

出版社・メーカーコメント

不思議で切ない「三島屋」シリーズ、待望の第3巻

川崎宿でかなしい事件にあった若い娘のおちかが、心の傷をいやすべく行儀見習いとして身を寄せる神田にある叔父の袋物屋「三島屋」。そこで江戸中で起きる怪異を聞くという、宮部みゆきさんの人気時代小説シリーズ百物語「三島屋変調百物語」の第3巻『泣き童子』が、待望の刊行です。一話完結で、おちかが、聞きだしていく怪談は、怖いのにどこか切なく、そこには、今も変わらぬ人の営みの暖かさと厳しさがあり、そこから人びとが、どのように生きていくのかが描かれています。宮部さんならでは、とっておきの百物語です。

著者紹介

宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年、東京生まれ。87年短編「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。92年『龍は眠る』で第四五回日本推理作家協会賞、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で第六回山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で第一八回日本SF大賞、99年『理由』で第一二〇回直木三十五賞、2001年『模倣犯』で第五二回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年『名もなき毒』で第四一回吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)