ぼくは満員電車で原爆を浴びた 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ
出版社名 | 小学館 |
---|---|
出版年月 | 2013年7月 |
ISBNコード |
978-4-09-227166-1
(4-09-227166-2) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 125P 20cm |
商品内容
要旨 |
ぼくの経験した八月六日は、決してぼくだけの特別な経験ではなくて、多くの無名の市民が絵に描いたり、文章に書いたりしていることがわかりました。それがまた、ぼくの見た光景と変わらないのです。共通する悲しさや苦しさがたくさんあるのです。生き残ったぼくは、あの日、広島で体験したことを語り続けなければならない、そして、本にして残しておき、これから先も多くの人に読んでもらいたいと思ったのです。(「あとがき」より) |
---|---|
目次 |
学童疎開 |
出版社 商品紹介 |
米澤鐡志さんは、11歳で、爆心から750bの場所で電車内被爆。一緒にいた母親は9月に亡くなった。原爆の落ちた日のことを中心に、淡々と語られる11歳の体験は、戦争の現実を伝え、胸を打つ。 |
出版社・メーカーコメント
伝えたい少年原爆体験記。11歳のヒロシマ 広島に原爆が落とされたのは、1945年8月6日でした。11歳の米澤鐡志さんは、爆心から750メートルの電車内で母親と一緒に被爆します。母親は9月に亡くなり、母乳を飲んでいた1歳の妹は10月に亡くなります。 この本は、米澤少年の目で見た、8月6日その日のことと、その後何が起こったか、という記録です。 ブラウスが突然発火して、体が焼け始める女性、皮膚が布地のように垂れ下がって、幽霊のように見えた人たち、防火水槽に飛び込んで亡くなっている赤ちゃんを抱いた女性、川を流れていくたくさんの死体。 11歳の少年が見た光景を、読者も知ることになります。 「どんなにつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと私は思います。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来のための知恵を与えてくれるでしょう」(京都大学原子炉実験所 小出裕章さんによる「はじめに」より)。 原爆や核についてお子さんと考えるとき、最適の1冊です。