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人間にとって成熟とは何か

幻冬舎新書 そ−2−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2013年7月
ISBNコード 978-4-344-98312-0
4-344-98312-2
税込価格 836円
頁数・縦 239P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 人間にとって成熟とは何か

    「他人と上手に付き合う?」、「いつまでも若々しく過ごす?」…現代人が描く「成熟」に曽野綾子が切り込みます。不平不満にあふれがちな日常も、見方を変えれば意外と気楽で面白くなるかもしれない。謙虚な心持ちと、ちょっとした実践次第で「成熟」はもっと身近なものに…そんな希望を抱かせてくれる一冊です。世間に振り回され、自分を見失いがちな人へのヒントとなりうる一冊です。また自身が描く「成熟」と照らし合わせる、今できることを整理する、そんな読み方もオススメです。

    (2013年12月3日)

  • 永遠の壮年期世代からのおくりもの

    竹を割ったような…今話題の炭酸水のような…スッキリした読後をお届けします。高齢化ナンバーワン当県で驚くほどの量がクチコミで売れています。でも是非20代の未来人に読んで欲しい。(ひ)

    (2013年11月14日)

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商品内容

要旨

人はみな平等に年を取るが、しだいに人生がおもしろくなる人と、不平不満だけが募る人がいる。両者の違いはいったい何か。「憎む相手からも人は学べる」「諦めることも一つの成熟」「礼を言ってもらいたいくらいなら、何もしてやらない」「他人を理解することはできない」「人間の心は矛盾を持つ」「正しいことだけをして生きることはできない」等々、世知辛い世の中を自分らしく生き抜くコツを提言。まわりに振り回され、自分を見失いがちな人に贈る一冊

目次

正しいことだけをして生きることはできない
「努力でも解決できないことがある」と知る
「もっと尊敬されたい」という思いが自分も他人も不幸にする
身内を大切にし続けることができるか
他愛のない会話に幸せはひそんでいる
「権利を使うのは当然」とは考えない
品がある人に共通すること
「問題だらけなのが人生」とわきまえる
「自分さえよければいい」という思いが未熟な大人を作る
辛くて頑張れない時は誰にでもある
沈黙と会話を使い分ける
「うまみのある大人」は敵を作らない
存在感をはっきりさせるために服を着る
自分を見失わずにいるためには
他人を理解することはできない
甘やかされて得することは何もない
人はどのように自分の人生を決めるのか
不純な人間の本質を理解する

著者紹介

曽野 綾子 (ソノ アヤコ)  
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。1979年ローマ法王によりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、2012年代表を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)