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ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか 新美南吉の小さな世界

出版社名 晶文社
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-7949-6910-1
4-7949-6910-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

若くして才能を発揮しながら、29歳で夭逝した童話作家・新美南吉。代表作「ごん狐」は、50年以上にわたって小学4年生の国語教科書に採用され、読み継がれているが、その今日的な視点については見過ごされてきた。コミュニティが果たす役割、生態系の保護や自然との共生、民俗知の継承といった課題が見直されるなか、南吉の描く世界は、現代社会に多くの示唆を与えてくれる。遺された童話群を柳田国男、宮本常一ら民俗学者が掘り起こしたきたフォークロアの世界と比較するなど、作品に潜む思想性を読みなおし、今の時代を生き抜くヒントを見出していく画期的な試み。

目次

1 狐のフォークロア
2 文明開化とノスタルジア
3 共同体の記憶
4 不確かな世界
5 最も弱いもの

出版社
商品紹介

「北の(宮沢)賢治、南の南吉」と並び称された天才作家が残した童話群を、民俗学的観点など思想の面から読み解いていく。

著者紹介

畑中 章宏 (ハタナカ アキヒロ)  
1962年大阪生まれ。作家・編集者。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、日本大学芸術学部写真学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)