もしもし、還る。
集英社文庫 し55−2
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2013年8月 |
ISBNコード |
978-4-08-745110-8
(4-08-745110-0) |
税込価格 | 682円 |
頁数・縦 | 359P 16cm |
書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件
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優れたSFミステリでありイヤミスでした
- おすすめ度
- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
サハラ砂漠に電話ボックス。そんなシュールで突飛な設定で最後まで読めるか不安になりながらも気付いたら止められず一気読み。現在と過去のカットバックで進むSFミステリ。緻密に計算され尽くされており無駄がなく意味の成さないような行動や順番も伏線であり見事に回収されていく。SFとしてミステリとして素晴らしく「リライト」や「リピート」と同様のイヤな終わり方がいいです。
(2013年10月27日)
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商品内容
要旨 |
異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。―いったいなぜ?混乱したまま電話ボックスに入り、助けを求めて119番に電話をかける。だが、そこで手にした真実はあまりにも不可解で…。過去と現在が交錯する悪夢のような世界から、「僕」は無事に生還することができるのか。ミステリアスな傑作長編。文庫書き下ろし。 |
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出版社・メーカーコメント
目が覚めると砂漠にいた。突如現れたのは不思議な電話ボックスだった。混乱した「僕」がそこで手にした真実は、あまりに不可解で…。予測不可能な世界を描く傑作長編! 文庫書き下ろし。(解説/大森望)