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病の皇帝「がん」に挑む 人類4000年の苦闘 上

出版社名 早川書房
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-15-209395-0
4-15-209395-1
税込価格 2,310円
頁数・縦 418P 20cm
シリーズ名 病の皇帝「がん」に挑む

商品内容

要旨

地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにし、ピュリッツァー賞、ガーディアン賞を受賞した傑作ノンフィクション。

目次

第1部 「沸き立たない黒胆汁」(「血液化膿症」
「ギロチンよりも飽くことを知らない怪物」
ファーバーの挑戦状 ほか)
第2部 せっかちな闘い(「社会を形成する」
「化学療法の新しい友人」
「肉屋」 ほか)
第3部 「よくならなかったら、先生はわたしを見捨てるのですか?」(「われわれは神を信じる。だがそれ以外はすべて、データが必要だ」
「微笑む腫瘍医」
敵を知る ほか)

出版社
商品紹介

地球全体で、年間七百万人の命を奪うがん。紀元前の昔から人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、迫真の筆致で明らかにする。(下)も発売。

出版社・メーカーコメント

古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。 外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。

著者紹介

ムカジー,シッダールタ (ムカジー,シッダールタ)   Mukherjee,Siddhartha
腫瘍内科医で、がん研究者。現在はコロンビア大学医学部准教授、およびコロンビア大学メディカル・センターの指導医を務める。1970年、インドのニューデリーの生まれ。デリーの高校を卒業後、スタンフォード大学で生物学を学んだあと、ローズ奨学金を獲得してオックスフォード大学に入学。卒業後、ハーバード大学医学大学院に進む。大学院修了後は、ボストンのダナ・ファーバーがん研究所とマサチューセッツ総合病院でがん医療(腫瘍内科学)の専門研修を開始する
田中 文 (タナカ フミ)  
東北大学医学部卒。医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)