村上春樹で世界を読む
出版社名 | 祥伝社 |
---|---|
出版年月 | 2013年9月 |
ISBNコード |
978-4-396-63420-9
(4-396-63420-X) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 275P 20cm |
商品内容
要旨 |
何がここまで私たちの心をとらえるのか。『羊をめぐる冒険』から『“多崎つくる”』まで、深遠なるその物語世界を徹底的に掘り下げた、白熱の対論集。 |
---|---|
目次 |
1 ノルウェイの森 |
出版社 商品紹介 |
国民的作家・村上春樹の代表的作品群を通して、その世界を一望する刺激的な試み。 |
出版社・メーカーコメント
何がここまで私たちの心をとらえるのか。『羊をめぐる冒険』から『“多崎つくる”』まで、 深遠なるその物語世界を徹底的に掘り下げた、白熱の対論集。『ノルウェイの森』と「無常」の思想/「60年代全共闘」と「理想の共同体」への幻滅/ 『1Q84』「リトル・ピープル」と「空気さなぎ」をどう読み解くか 『ノルウェイの森』の俗世から離れた「阿美寮」という「理想郷」/ハードボイルド、チャンドラー/数へのこだわり、関西文学の系譜/三島由紀夫『豊饒の海』への意識/『羊をめぐる冒険』の“羊”とは何か?/「やれやれ」は消して読もう/『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とテーマパーク的消費社会/吉本隆明・大江健三郎の影響/「高度資本主義社会」への痛烈な批判/1995年の「阪神淡路大震災」と「地下鉄サリン」/無意識の深みへ、シンクロニシティ〜ユング、河合隼雄/オウム事件への深いコミットメント/『海辺のカフカ』で、連綿と続いた主人公「僕」の系譜は切れたのか?/「カフカ少年」=酒鬼薔薇少年?/『1Q84』という総合小説への執念/「アンチ・アンチ・ロマン作家」/ガラパゴス化した名古屋・日本・昭和・「3.11」とギリシャ神話と『“多崎つくる”』/etc.