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小林一茶 時代を詠んだ俳諧師

岩波新書 新赤版 1446

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-00-431446-2
4-00-431446-1
税込価格 770円
頁数・縦 180,14P 18cm

商品内容

要旨

夏の暑さに豊作を願い、打ちこわし騒動に心を寄せ、大黒屋光太夫の帰国に反応し、「君が代」や「神国」日本を詠む。市井の営みをつぶさに見つめた一茶の句からは、外国船の出現に動揺し、国学に沸く激動の文化文政年間を生きる人びとの姿が浮かび上がる。「幕末維新を準備した」と言われるその時代を、近世史家が読み解く。

目次

1 時代を詠んだ俳諧師
2 学びの時代
3 江戸の場末の裏長屋
4 四国・九州・中国・上方へ
5 国学の隆盛と世直し願望
6 北方への関心、差別への眼差し
7 老いの生と性

著者紹介

青木 美智男 (アオキ ミチオ)  
1936年福島県生まれ。日本近世史。明治大学文学部卒業、東北大学大学院文学研究科修士課程修了。日本福祉大学教授を経て、専修大学教授。2007年定年退職。社会史・文化史を中心に、百姓一揆や民衆史の発掘、文学資料から歴史を読み解くなど、幅広い分野を考察対象とする。地域史の編纂等も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)