• 本

劣化国家

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-492-31439-5
4-492-31439-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 186,15P 20cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

アメリカ、イギリス、フランス、日本など、かつて東西冷戦時代に「西側」と呼ばれた先進国が、いま、「成長」というキーワードとともに語られることはほとんどない。いわゆる新興国と呼ばれる国家とは対照的に、それらはなぜ、「停滞」あるいは「衰退」という表現がふさわしい国々となってしまったのか。本書は、そうした西洋諸国の衰退について、政治、経済、法、市民社会といった側面から分析。アダム・スミスをはじめとする諸学者の見識を引用しながら、世代間の社会契約、国家による社会のコントロールなどに、衰退を考えるためのヒントを見出している。著者は英国人で、ハーバード大学歴史学教授。経済・金融史の専門家として活躍する、イギリスで最も評価の高い歴史学者の一人である。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2013年10月30日])

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商品内容

要旨

すばらしくもヤバすぎるこの衰退。イギリス公共放送BBCが年に1人、当代最高の識者を招聘しオンエアする「リースレクチャー」を書籍化。「いま最もすぐれた知性」と目されるハーバード大歴史学教授が示す「先進国の未来像」。

目次

序章 なぜ西洋は衰退したのか
第1章 ヒトの巣―民主主義の赤字
第2章 弱肉強食の経済―金融規制の脆弱さ
第3章 法の風景―法律家による支配
第4章 市民社会と非市民社会
結論 大いなる衰退論からの示唆

出版社
商品紹介

『マネーの進化史』などで知られるハーバード大の気鋭の歴史学者が、『国富論』などの古典から洞察を得て、現代の難問を解き明かす。

著者紹介

ファーガソン,ニーアル (ファーガソン,ニーアル)   Ferguson,Niall
ハーバード大学歴史学教授。1964年イギリス・グラスゴー生まれ。オックスフォード大学卒業。ケンブリッジ大学講師、オックスフォード大学教授を経て現職。スタンフォード大学フーバー研究所シニアフェロー、オックスフォード大学ジーザスカレッジシニアリサーチフェローも兼務する。経済・金融史の専門家として、数多くの書籍を出版。新聞・雑誌へも精力的に寄稿している。『マネーの進化史』(邦訳早川書房)も世界的に読まれ、そのテレビ番組版は2009年のエミー賞を受賞した(ベストドキュメンタリー部門)
櫻井 祐子 (サクライ ユウコ)  
翻訳家。東京都生まれ。京都大学経済学部卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学ハートフォードカレッジにて修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)