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天才と異才の日本科学史 開国からノーベル賞まで、150年の軌跡

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-623-06682-7
4-623-06682-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 396,8P 19cm

商品内容

文学賞情報

2014年 第62回 日本エッセイスト・クラブ賞受賞

要旨

幕末期の近代科学導入から、ノーベル賞受賞者一六人輩出に至るまでに発展した日本の科学は、どんな人たちによって築き上げられてきたのか?会津出身ながら湯川秀樹につながる日本の物理学をスタートさせた山川健次郎、国際レベルの加速器を作った仁科芳雄、戦時下で海洋生物学の研究に邁進した團勝磨・ジーン夫妻、筋肉収縮の機序を解明した江橋節郎…。戦争や国境を乗り越え、道を切り拓いてきた科学者たちの苦闘と歓喜の足跡から綴る、知られざる近現代日本科学史。

目次

第1部 日本科学の夜明け(国家戦略と理科学
医者でもなく科学者でもなく
白虎隊を生き延び物理学者に)
第2部 戦争と科学者(欧米から敬愛されたある日本人
戦争も国境も越えた人たち
野口英世を抱きしめて
二人でウニの卵見つめ)
第3部 負けて輝く(慶應義塾大学医学部
京都 青い季節
敗戦国のエース
夢の原子力
穎慧出づるところ)
第4部 医者対科学者(世界の筋肉研究をリードした江橋節郎
オワンクラゲはなぜ光るのか)
第5部 日本人とノーベル賞(天才だってつらい
日本人四人がノーベル賞を同時受賞
ノーベル賞の先へ―フクシマを越えて)

著者紹介

後藤 秀機 (ゴトウ ヒデキ)  
1943年生まれ。早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。東京工業大学大学院原子核工学課程修了。コロンビア大学研究員、ロンドン大学研究員を経て、横浜市立大学医学部、岩手医科大学等に勤務。サイエンスライター。医学博士。専攻は神経生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)