いちにち8ミリの。
双葉文庫 な−35−01
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2013年10月 |
ISBNコード |
978-4-575-51621-0
(4-575-51621-X) |
税込価格 | 628円 |
頁数・縦 | 272P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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父・中島らもを超えられるか
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- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
小説家、戯曲家、俳優、ミュージシャンなど多彩な才能で世を魅了していた故・中島らも。彼の娘である中島さなえが本作で待望の小説家デビューを果たしました。まずは目を惹く絶妙なタイトル、『いちにち8ミリの。』。父から受け継いだと思われる言葉のセンスが光ります。現代を舞台にしているはずなのに、摩訶不思議なエッセンスを紛れ込ませて作り上げられた世界にも、ついつい引きずり込まれてしまいます。表題作の他に『ゴリづらの木』、『手裏剣ゴーラウンド』の2作が収録されています。どれも見えるか見えないか分からないくらいの毒針を含んだ物語です。どうぞ心して、3つのさなえワールドをお楽しみください。
(2014年1月31日)
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商品内容
要旨 |
大好きな美澄を見ていたくて、納められている祠から、少しずつ動いている石がいる。その距離、一日たったの8ミリ。その石と会話ができる美澄のペット、猿のソウタは、そんな石にちょっと優越感を持っている。ふたつの純粋な恋心は、どんなふうに昇華するのか(「いちにち8ミリの。」)。どこかにありそうでどこにもなかった、おとなの読む童話のような短編集。父・中島らもを超える物語の紡ぎ手の登場! |
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