ミツバチの会議 なぜ常に最良の意思決定ができるのか
出版社名 | 築地書館 |
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出版年月 | 2013年10月 |
ISBNコード |
978-4-8067-1462-0
(4-8067-1462-3) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 291P 20cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) 組織内の民主的な合議制で意思決定を行い、常にベストな選択をしていくことは、たやすいことではない。議論が紛糾し、まとまりがつかなかったり、誤った情報や判断が一人歩きしたりすることもある。ところが、集団の中の意思統一を実にスムーズに行い、民主的に運営する能力をもった、人間“以外”の種も存在する。ミツバチがその一つだ。本書は、ミツバチが新しい巣を作る際に働きバチ同士が討議することにより適切な場所を選ぶ、という生態に注目。これまでの研究成果や著者自身の研究を紹介するとともに、そのミツバチの行動を人間同士の組織内の意思決定プロセスに応用する具体的な方法論を提示している。著者は、米コーネル大学生物学教授で、ミツバチの研究によりハーバード大学で博士号を取得している。大学の学科長を務めた時には、本書で扱われたミツバチの意思決定を教授会運営に応用し、効果を確かめたという。 |
商品内容
要旨 |
新しい巣をどこにするか。群れにとって生死にかかわる選択を、ミツバチたちは民主的な意思決定プロセスを通して行ない、そして常に最良の巣を選び出す。ミツバチの好みを探るため、作った巣箱の数は252個。ある時はミツバチ用ランニングマシーンを開発し、またある時は、自動車修理工場で入手したゴム製のホースで、ミツバチの笛鳴らしの音に聞き耳をたてる。1950年代、ドイツのリンダウアー教授が始めた、ミツバチの家探しについての研究を引き継いだシーリー先生の、ミツバチへの熱い愛と好奇心がほとばしる。フィールドサイエンスの醍醐味を伝える好著。 |
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目次 |
第1章 ミツバチ入門編 |