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近代以前

文春学藝ライブラリー 思想 1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-16-813001-4
4-16-813001-0
税込価格 1,485円
頁数・縦 329P 16cm

商品内容

要旨

米国留学後、文藝評論家・江藤淳は「日本文学にどんな独自性があるのか」という問いに答えるために江戸文藝に沈潜した。その読解から、外来の文藝・思想に乱された母語の息遣いを取り戻そうとするとき、日本文学の伝統が創造され、守られてきたことを提示する。

目次

歌学から儒学へ
林秀才とその周辺
僧形の儒者
三つの都市
非現実の美学
道行の構造
『国性爺』と国家意識
西鶴と「浮世」
明治における西鶴
上田秋成の「狐」
月は朦朧の夜

著者紹介

江藤 淳 (エトウ ジュン)  
1932年、東京生まれ。文藝評論家。慶應義塾大学英文科卒業。在学中の56年に『夏目漱石』を上梓。58年に『奴隷の思想を排す』、59年に『作家は行動する』を発表し、評論家としての地位を確立する。99年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)