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デフレ不況をいかに克服するか ケインズ1930年代評論集

文春学藝ライブラリー 雑英 2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-16-813005-2
4-16-813005-3
税込価格 1,232円
頁数・縦 254P 16cm

商品内容

要旨

デフレ不況、失業、財政赤字、国債発行、自由貿易と保護貿易、為替レート、人口減少など、今日にも通じる諸問題に取り組み、市民に向けて平明な言葉で政策提言を行った一九三〇年代のケインズ。今日なお示唆に富み、ケインズ理論のエッセンスが分かる諸論稿を初邦訳。

目次

1 世界恐慌(経済不況のメカニックス
失業の経済分析 ほか)
2 財政赤字と国債発行(国債借換計画と長期金利
財政危機と国債発行 ほか)
3 自由貿易か、保護貿易か(自由貿易に関するノート
関税に対する賛否両論 ほか)
4 経済社会と国家の介入(国家計画
人口減少の経済的帰結)

著者紹介

ケインズ,ジョン・メイナード (ケインズ,ジョンメイナード)   Keynes,John Maynard
1883年‐1946年。20世紀前半を代表するイギリスの経済学者。名門のイートン校とケンブリッジのキングスカレッジで学ぶ。1919年、パリ講和会議に大蔵省首席代表として出席。帰国後、直ちに『平和の経済的帰結』(1919年)を刊行し、ヴェルサイユ条約を批判。その後、『貨幣改革論』(1923年)を経て、1930年、その革新性ゆえに論争を引き起こした『貨幣論』を発表。後に『説得論集』(1931年)に収録される論稿で各種の政策論争も展開
松川 周二 (マツカワ シュウジ)  
1948年北海道生まれ。立命館大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)