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いま語りえぬことのために 死刑と新しいファシズム

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-620-32235-3
4-620-32235-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

要旨

おぞましい時代がやってきた!甦る過去と猛る現在―。語ろうとして語りえない「虚の風景」を、至当の言葉で撃ちつらぬく、覚悟の書。

目次

1 朝の廃墟
2 二〇一三年八月三十一日の講演について 死刑と新しいファシズム(塗りつぶしの手紙
これはなんなのだ
目的と意味、意義、本質 ほか)
3 なぜ毎日エベレストにのぼるのか―幻視と悩乱の日録
4 幻灯のファシズム―震災後のなにげない異様(オウムはわれわれ自身である―個をもみ消すカルトの構造
あらかじめファシズムの国
自己規制がつくり出す息苦しい社会)
5(過去・現在・近未来の闇―『青い花』の咲くところ
遠き過去の川から未来を眺める―工藤正廣さんとの交信
「悩みなおす」べき困難な時代―新訳『ドクトル・ジヴァゴ』考 ほか)

出版社
商品紹介

憲法破壊、国旗・国歌の強制、外国人排斥……。今新たなファシズムの時代に、個として抵抗するための必読のテキスト。

著者紹介

辺見 庸 (ヘンミ ヨウ)  
1944年宮城県石巻市生まれ。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長、編集委員などを経て、96年退社。78年、中国報道で日本新聞協会賞、87年、中国から国外退去処分を受ける。91年、小説『自動起床装置』(文藝春秋刊、文春文庫、新風舎文庫)で芥川賞、94年、『もの食う人びと』(共同通信社刊、角川文庫)で講談社ノンフィクション賞、2011年、詩文集『生首』(毎日新聞社)で中原中也賞、2012年、詩集『眼の海』(毎日新聞社)で高見順賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)