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原因を推論する 政治分析方法論のすゝめ

出版社名 有斐閣
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-641-14907-6
4-641-14907-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 272P 19cm

商品内容

要旨

ある政治現象が起きた時、人はさまざまにその原因を推論する。その際、印象論ではなく、現状を客観的にとらえ、なぜその現象が生じたのかを経験的・実証的に分析するには、どのような作法に従えばよいか。一見、実証的にみえる分析の落とし穴に陥らないためには、どういった点に注意すればよいか。計量分析と質的分析に共通した方法とは何か。新たな理論・仮説を構築する方法とは?政治学のみならず、広く社会科学を学ぶ読者に向けて、身近で一般的な社会現象や政治現象を題材に、第一人者が軽妙洒脱に掘り下げて解説する。

目次

説明という試み
説明の枠組み―原因を明らかにするとはどういうことか
科学の条件としての反証可能性―「何でも説明できる」ってダメですか?
観察、説明、理論―固有名詞を捨てる意味
推論としての記述
共変関係を探る―違いを知るとはどういうことか
原因の時間的先行―因果関係の向きを問う
他の変数の統制―それは本当の原因ですか?
分析の単位、選択のバイアス、観察のユニバース
比較事例研究の可能性
単一事例研究の用い方
政治学と方法論

出版社
商品紹介

政治現象を印象論ではなく,実証的に分析するには,どのような作法に従うべきか。身近な社会現象,政治現象を題材に解説する。

著者紹介

久米 郁男 (クメ イクオ)  
1957年、大津市に生まれる。1981年、京都大学法学部卒業。1994年、コーネル大学大学院博士課程修了。神戸大学大学院法学研究科教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学専攻)、Ph.D.(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)