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オオカミが日本を救う! 生態系での役割と復活の必要性

出版社名 白水社
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-560-08342-0
4-560-08342-8
税込価格 2,530円
頁数・縦 293P 20cm

商品内容

要旨

真のエコロジーに立脚しつつ、オオカミ再導入に対するすべての疑問・反論に答え、頂点捕食者の復活を全国民に訴える渾身の全18章。

目次

第1部 日本でのオオカミ絶滅の時代とその原因(日本でのオオカミの絶滅
明治時代、東北地方で行われたオオカミの駆除
オオカミを守れなかったオオカミ信仰)
第2部 オオカミ復活の必要性(オオカミ復活の必要性
里山や人工林の手入れとオオカミ復活のどちらが先か
増えすぎたシカは森林生態系を破壊
復活オオカミはカモシカを救う)
第3部 オオカミの分類・生態・捕食効果(日本のオオカミはハイイロオオカミ―ニホンオオカミは固有種ではない
オオカミによるシカなどの被食者に対する個体数調節効果
狭い日本にオオカミの居場所はあるのか
島でオオカミは生きられるか
オオカミ再導入とマングース導入は大違い)
第4部 オオカミ復活と獣害防止(猿害対策としてのオオカミ導入
イノシシ害とオオカミ導入
ジビエで獣害は防げるか)
第5部 オオカミによる被害(オオカミは人を襲わないか
オオカミと狂犬病
オオカミによる家畜被害発生の可能性)

著者紹介

丸山 直樹 (マルヤマ ナオキ)  
1943年、新潟県生まれ。東京農工大学名誉教授、農学博士(北海道大学)。1966年、東京農工大学農学部卒業後、新潟県林業試験場勤務をへて、68年、東京農工大学自然保護学講座の助手。以来一貫して野生動物保護の研究に従事。87年、助教授、97年、教授。専門は自然保護文化論、野生動物保護学。シカの生態・保護・管理を研究するうちに、頂点捕食者オオカミの重要性に思い至り、93年、日本オオカミ協会を設立し会長に就任。以来、オオカミ再導入のために各地を奔走する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)