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無文字社会における歴史の生成と記憶の技法 口頭年代史を継承するエチオピア南部ボラナ社会

出版社名 清水弘文堂書房
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-87950-613-9
4-87950-613-3
税込価格 7,700円
頁数・縦 431,32P 22cm

商品内容

要旨

本書には、ボラナの人々のもつ歴史のツボを心得つつ収集したさまざまな歴史語りが登場してくる。巻末に資料として彼らの歴史語りそのものを付録した。

目次

序章 歴史をめぐるふたつの視点
第1章 口頭年代史を読みとくための基本情報
第2章 口頭年代史の背景
第3章 口頭年代史のカテゴリーとパターン
第4章 社会変動を超克する技法としての予言者物語り
第5章 詩と歴史記憶
第6章 ボラナにおける歴史記憶の構造
終章 社会構造と「歴史」への意志
補遺 語り手リスト
資料編
頻出用語集
口頭年代史地名地図

著者紹介

大場 千景 (オオバ チカゲ)  
1978年茨城県水戸市生まれ。2002年法政大学社会学部卒業。2005年よりエチオピア南部ボラナ社会においてフィールドワークに従事。2012年総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。著書『無文字社会における歴史の生成と記憶の技法―口頭年代史を継承するエチオピア南部ボラナ社会』のもととなった博士論文で同大学より長倉研究奨励賞を受賞。現在は国立民族学博物館の外来研究員として、エチオピア南部だけでなく北部にもフィールドを広げ、歴史認識の比較研究に着手している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)