• 本

かぜのでんわ

出版社名 金の星社
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-323-02451-6
4-323-02451-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 〔24P〕 24×25cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • そうしただれかのために私のできること

    この本はガーデニスト佐々木格さんが実際に岩手にあるご自宅の庭に設置している“もういない人へかける電話ボックス“をモチーフにして書かれたものです。その後、東日本大震災が起こり、いま現在も電話は多くの人に使われています。

    こどもが興味深く楽しめる絵本ながら、大人たちが読むことによっては、こども視点とは異なる、あるいはこどもが感じとるであろう物語が持つ「深み」が言語化されるかもしれません。

    山の上にある赤い電話。そこを目指す子だぬき、うさぎのおかあさん、きつねのおとうさん、ねこさんは「・・いきるということは、しぬということは・・・・ どういうことですか?   おしえてください・・・かみさま」。電話を置いたくまのおじいさんはなぜかじぶんが置いた電話がりんりん鳴るのを聞いて驚く・・・。星。

    わたしとだれかのあいだにある「二人称の死」、だれかとだれかのあいだにある「三人称の死」、そしてわたしの死である「一人称の死」。わたし(一人称)は、だれかとだれかにあいだにある「何か」へ、傲慢でなく、無遠慮にならずに、非礼でも、厚かましくなることにもならず、わたしの「価値」を所有概念を持つこと

    …続きを見る

    (2022年7月10日)

  • やまのうえに1だいのでんわがおいてあります。
    きょうもだれかがやってきました。
    せんのつながっていないそのでんわではなしをするために。

    この絵本は、東日本大震災の後、岩手県大槌町に実際に設置された「風の電話」をもとにつくられています。突然親しい人を亡くした被災者が、静かに対話をしてもらいたいという思いのもと作られたそうです。
    お話の中でも、この電話をかけにやってくる動物たちの想いに胸をうたれます。
    絵本ですが大人の方にもおすすめです。

    (2015年1月2日)

他の書店レビューを見る

商品内容

要旨

やまのうえに1だいのでんわがおいてあります。きょうもだれかがやってきました。せんのつながっていないそのでんわではなしをするために。

出版社
商品紹介

山の上に置かれた電話線のつながっていない電話。大切な人をなくした者たちが訪れ、語りかける。大槌町の実話から生まれた物語。

著者紹介

いもと ようこ (イモト ヨウコ)  
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)