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FBI秘録 その誕生から今日まで 下

出版社名 文藝春秋
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-16-390018-6
4-16-390018-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 386P 20cm
シリーズ名 FBI秘録

商品内容

要旨

秘密とは支配者に都合の悪いことの言い換えにすぎない。収集された秘密は国家安全保障のためでなく、フーヴァー長官の権益維持のために使われるようになる。その利権を奪おうとしたニクソン。だが、ウォーターゲート事件で、そのニクソンもFBIに葬られる。その最強諜報機関がアルカイダに敗れ、全市民を盗聴するオーウェル的世界が到来するまで。

目次

第3部 冷戦(承前)―1945‐1972(「危険な男」ケネディ兄弟は名義上の上司
「恐怖による支配」狙われたキング牧師
「この電話を盗聴させているのか」ジョンソン、大いに笑う
「わたしが頼りにしている男」FBIがドミニカ共和国を平定
「明らかに違法」揺らぐ「法と秩序」の権化
「究極の兵器」ニクソンが盗聴、不法侵入を復活させた
「神殿を壊せ」フーヴァー個人崇拝の黄昏)
第4部 テロとの戦い―1972‐2011(「陰謀家たち」ウォーターゲイトで蠢く人々
「FBI存亡の危機」ニクソンを倒せ!
「カルタの家」掘り返される過去の不法行為
「危険がつづく状態」レーガンの反テロ報復宣言
「沈黙の代価」軽視された米本土への「テロの脅威」
「モザイク」諜報機関で共有されないテロ情報
「盲目の首長」女性初の司法長官)

著者紹介

ワイナー,ティム (ワイナー,ティム)   Weiner,Tim
元ニューヨーク・タイムズ記者。1956年ニューヨーク生まれ。CIA、国防総省などでのインテリジェンスを30年カバーしてきた。ニューヨークのタウン紙『ソーホー・ニュース』から、そのキャリアをスタートして『フィラデルフィア・インクワイアラー』に移籍、調査報道記者として国防総省、CIAの秘密予算を明るみにだし、88年ピューリッツアー賞を受賞。93年『ニューヨーク・タイムズ』紙に移籍、99年までワシントン支局でCIAを担当。94年にはCIAの自民党に対する秘密献金の存在をスッパぬき、日本の新聞全紙が後追いをした
山田 侑平 (ヤマダ ユウヘイ)  
1938年長野県生まれ。東京外国語大学中国語科卒業。元共同通信記者(ニューヨーク支局員、ブリュッセル支局長などを歴任)。人間総合科学大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)