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かくして『源氏物語』が誕生する 物語が流動する現場にどう立ち会うか

出版社名 笠間書院
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-305-70727-7
4-305-70727-6
税込価格 4,290円
頁数・縦 405P 22cm

商品内容

要旨

『源氏物語』の出現は、驚嘆すべき新しい創造の試みであり、それは、日本の文学が遭遇した、画期的かつ最大級の文学史上の一コマであった。寓意や准拠といった観点を軸に、史書、説話、漢詩文、仏典など、様々な外部テクストを本文と対比して、作品世界に分け入り、中世的視界から『源氏物語』の内部世界を照射する。

目次

1(玄宗・楊貴妃・安禄山と桐壷帝・藤壷・光源氏の寓意
武恵妃と桐壷更衣、楊貴妃と藤壷―桐壷巻の准拠と構想
“北山のなにがし寺”再読―若紫巻をめぐって
胡旋女の寓意―紅葉賀の青海波
胡旋舞の表象―光源氏と清盛と)
2(“非在”する仏伝―光源氏物語の構造)
3(宇治八の宮再読―敦実親王准拠説とその意義
源信の母、姉、妹―“横川のなにがし僧都”をめぐって)

出版社
商品紹介

『源氏物語』は日本の文学が遭遇した画期的かつ最大級の文学史上の一コマであった。驚嘆すべき新しい創造の試みの内実を解き明かす。

著者紹介

荒木 浩 (アラキ ヒロシ)  
1959年生まれ。京都大学文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。大阪大学教授などを経て、国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門分野:日本古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)