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会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから

出版社名 日経BP社
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-8222-5017-1
4-8222-5017-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 323P 19cm

商品内容

要旨

会社が消えても人生は終わらない。図らずも、ダウンサイジング時代の先兵となった企業戦士たちの物語。『三洋電機―井植敏の告白』の続編。

目次

第1章 再会―井植敏は『ゼロ』を読んでいた
第2章 決断―中村邦夫はなぜ動いたのか
第3章 抵抗―野中ともよは「地球を守る」と言い放った
第4章 一歩―「ニーハオ」から始めよう‐ハイアールに買われた人々
第5章 覚醒―こうやって黒字にするのか‐京セラに買われた人々
第6章 意地―最後の1個まで売り切ってやる!‐校長に転身したマーケター
第7章 陥穽―私はこれで会社を辞めました‐セクハラ疑惑をかけられた営業幹部
第8章 贖罪―「首切り」が私の仕事だった…‐高額ヘッドハントを断った人事部長
第9章 自由―淡路島からもう一度‐テスラを駆る電池技術者
第10章 転生―「離職者再生工場」の可能性‐ベビーバギーを作る生産技術者

出版社・メーカーコメント

新潟中越地震での工場被災をきっかけに経営危機が表面化、2006年に米ゴールドマン・サックスグループ、大和証券SMBCグループ、三井住友銀行の金融3社から3000億円の出資を受けた三洋電機。その後、携帯電話、デジカメ、白物家電、信販といった事業は切り売りされ、本体はパナソニックに買収された。散り散りになった旧経営陣は今何を思い、10万人の社員たちは今どこで何をしているのか。経営危機の渦中、同族企業の混乱を克明に取材し、その後も電機業界の動向を見続けてきた新聞記者が、多くのビジネスパーソンにとって決して他人事ではない「会社が消える日」を描く。たとえ今の職場がなくなっても、人生が終わるわけではない。では、どこに向かって次の一歩を踏み出すか。かつて三洋電機に在籍した人々のその後の歩みは、貴重な示唆に富んでいる。重苦しいテーマを扱いながら、本書が「希望の物語」となっているのは、そこに会社を失ったビジネスパーソンの明るくたくましい生き様が垣間見えるからだ。

著者紹介

大西 康之 (オオニシ ヤスユキ)  
日本経済新聞社編集委員。1965年生まれ。1988年早稲田大学法学部卒業後、日本経済新聞社入社。産業部記者、欧州総局(ロンドン)駐在、「日経ビジネス」記者、産業部次長などを経て、2012年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)