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近代建築は何を創ったか 生活の場の芸術としての建築

出版社名 中央公論美術出版
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-8055-0721-6
4-8055-0721-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 199P 21cm

商品内容

要旨

近代建築を築き上げた俊英たちの多彩な思想に触れる。「地中海精神の幾何学的造型」、「生活の場の芸術としての建築」、「自然と人間の調和的対応」永年、建築家の言葉によって作品を語ってきた筆者による、建築へのまなざしの集大成。生活そのものを愛する心優しい著者の述懐は、建築と人間が共生する術を、叡智ある言葉とともに語りかけている。

目次

1 二十世紀の近代建築は何を創ったか(建築絵本―近代建築は何を創ったか
幾何学的抽象と有機的思考―ル・コルビュジエとフランク・ロイド・ライト
北欧の感性―自然と人間からの発想)
2 日本の感性(遠藤新の建築と言葉
吉田鉄郎の住宅
レーモンドさんの建築と日本の建築 ほか)
3 身のまわりの芸術(身のまわりの芸術
本を読むこと―学ばざるを学びて
山・文明・放牧―東京大学『教養学部報』自己紹介欄への寄稿 ほか)

著者紹介

樋口 清 (ヒグチ キヨシ)  
1918(大正7)年、東京に生れた。1938(昭和13)年、東京工業大学建築学科に入学。卒業して、1941(昭和16)年、東京大学フランス文学科に入学。1943(昭和18)年9月、卒業後、海軍省嘱託として仏領印度支那(今のベトナム)に進駐した軍の仏語通訳となる。戦後二年の1947(昭和22)年、鹿島建設に入社。1956(昭和31)年、鹿島建設を退職。工学院大学建築学科の助教授に就任。1961(昭和36)年、工学院大学を退き、東京大学教養学部の助教授、のち教授になり、生田勉先生のル・コルビュジエやマンフォードの訳を手伝い、国民休暇村協会の嘱託として山小屋などを設計した。1979(昭和54)年、東京大学を退官、東京理化大学工学部二部教養の仏語講師に採用される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)