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立花隆の「宇宙教室」 「正しく思考する技術」を磨く

出版社名 日本実業出版社
出版年月 2014年7月
ISBNコード 978-4-534-05200-1
4-534-05200-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

立花隆の発案で、東北の小学校で「宇宙を考える」授業が始まった。「教科書に書いてあることだけが正しいわけではない」「何かをやる時には、ヒト、モノ、カネ、そして時間の発想が必要」―。高度な知識を求められる授業に戸惑う子どもたちも、やがて「正しく思考する技術」を獲得していく。併せて、太陽系外惑星研究の第一人者・田村元秀×立花隆、「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーの國中均×立花隆の対談を収録。

目次

第1部 宇宙科学の最先端をのぞく(宇宙に生命は存在するか?ケプラーでわかった系外惑星の新事実
世界を先回りして待て!「はやぶさ2」と惑星探査の未来)
第2部 立花隆さんと東北の小学校で「宇宙」を教える―仙台市富沢小学校での教育実践「宇宙を考える」の記録より(思いがけない立花隆さんの一言
本邦初!「宇宙を考える」授業の計画を立てる
正しく思考する4つの技術
子どもたちの驚くべき吸収力
テレビ授業ではじめて立花隆さんに会う
子どもたちの深まる思考力
「正しく思考する」意義)

出版社・メーカーコメント

◆知の巨匠が「宇宙」を題材にして、「正しく思考する技術」を小学生に説く! 立花隆氏の発案により、JAXA職員(当時)岩田陽子氏のコーディネートで、宮城県仙台市の小学校で「宇宙を考える」授業が行われました。「教科書に書いてあることだけが正しいとは限らない」「物事を行うには、モノ、カネ、ヒト、そして時間を考えなければならない」「未来像は、時間軸と科学的な裏付けをもって考えなければならない」等々、知の巨匠が次々と繰り出す「正しく思考する」ための技術に、最初は戸惑っていた小学生6年生たちも、やがてその意図するところを理解し始めます。インターネットを駆使して大人顔負けの知識を身につけ、正しく思考する技術を学んだ子どもたちは、宇宙にどのような未来像を描くのか……。野心的な授業によって、成長する子どもたちの姿を紹介します。 ◆立花隆氏と「はやぶさ2」の國中均氏、「系外惑星」田村元秀氏との対談を収録 天文観測、惑星探査の両面から、日本、そして世界の宇宙科学の最先端を対談形式で紹介します。東大大学院教授・田村元秀氏とは、人工衛星ケプラーによって続々と発見されている系外惑星から見えてきた、意外な事実、そして、地球外に生命が存在する可能性について。また、「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーの國中均氏とは「宇宙開発の未来像」について、立花隆氏が語り合います。司会は岩田陽子氏。本書でしか読めない、最新の、人類の知の最先端をいく情報が盛りだくさんです。宇宙ファン、ならびに教育に携わる方におすすめの1冊!

著者紹介

立花 隆 (タチバナ タカシ)  
評論家・ジャーナリスト。1940年、長崎県生まれ。1964年、東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋入社。1966年に退社。1967年、東京大学文学部哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍。1979年、『日本共産党の研究』で第一回講談社ノンフィクション賞受賞。1983年、第31回菊池寛賞受賞。1998年、第1回司馬遼太郎賞受賞
岩田 陽子 (イワタ ヨウコ)  
お茶の水女子大学特任准教授。慶應義塾大学卒業後、産業能率大学総合研究所にて人材育成のコンサルティング業務に従事。その後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)にて初代の人文・社会科学コーディネータとして活動。2013年よりお茶の水女子大学に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)