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娼婦たちから見た日本

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2014年7月
ISBNコード 978-4-04-101387-8
4-04-101387-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 317P 20cm

商品内容

要旨

人の寂しさは、人でしか救うことが出来ない―。もの言わずに、日本各地の売春街から消えていったじゃぱゆきさんや、日本人娼婦たち。日陰に生きる彼女たちは、社会の弱者でもある。彼女たちの身に起こったことは、次に私たちに起こることである。彼女たちは、日本人をどのように見てきたのか?そして、日本社会をどのように捉えてきたのだろうか?黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、フィリピン、タイ、シンガポール、マレーシア、チリetc.10年以上をかけ、夜の街を行脚し続けた著者が、女たちの日本史を紡ぐ。現場ルポの決定版!!

目次

プロローグ 空気のように、常に娼婦たちはいた
第1景 売春街は死に、外国人娼婦は溶けた―神奈川県横浜黄金町
第2景 四百年の歴史を娼婦は灯す―三重県渡鹿野島
第3景 国策に娼婦は殺された―東南アジア、熊本県天草
第4景 ジャパニーズドリームを娼婦は体現した―チリ、フィリピン、タイ
第5景 娼婦は基地を抱き、基地に傷つけられる―沖縄県
エピローグ 灰色の街に彩りを娼婦たちは与える

出版社・メーカーコメント

黄金町の盛衰を見続けた外国人娼婦。国策に翻弄されたからゆきさんと、じゃぱゆきさん。ジャパニーズドリームの体現者・アニータのいま。灰色の街に彩りを与えてきた女たちから見た、日本とは、日本人とは――。

著者紹介

八木澤 高明 (ヤギサワ タカアキ)  
1972年神奈川県横浜市生まれ。写真週刊誌フライデー専属カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。01年から12年まで取材した「マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅」が第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)