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関わることのリスク 間主観性の臨床

出版社名 誠信書房
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-414-41458-5
4-414-41458-X
税込価格 3,300円
頁数・縦 225P 22cm

商品内容

要旨

精神分析における「客観的な治療」「中立的な立場」の限界を明らかにし、豊かな臨床実践に基づき、より高度な治療者‐クライアント関係を構築する理論を解説したクリス・ジェニキー渾身の書。全ては自分の弱さを見つめる所から始まる。

目次

第1章 精神分析の神話(“隔離された心”という神話
中立性という神話 ほか)
第2章 共感的‐内省的探究―中立性に代わる間主観的なもの(精神分析の暗黙の価値観に対するコフートの批判
パーソナルな意味と客観的「真実」 ほか)
第3章 情動―精神分析におけるパラダイムシフト(いったい誰がこの仕事を私に選ばせたのか?
フロイトの情動理論:心理的発見とメタサイコロジー博物館 ほか)
第4章 トラウマ(薄い覆い
「普通の人々」と「心的外傷を受けた人々」 ほか)
第5章 転移(臨床例
退行としての転移 ほか)

出版社
商品紹介

精神分析における「客観的な治療」「中立的な立場」の限界を明らかにし、高度で深い分析家−クライアント関係を構築する理論を解説。

著者紹介

ジェニキー,クリス (ジェニキー,クリス)   Jaenicke,Chris
ベルリンの精神分析・精神療法研究グループに属し、分析家の訓練及びスーパービジョンに従事すると共に、ベルリン精神療法インスティテュートのメンバー。Self Psychology:European Journal for Psychoanalytic Therapy and Researchの編集と刊行に携わっている。間主観性理論と自己心理学に関する多数の論文を執筆。ドイツ、ベルリンに在住。プライベート・プラクシスを営む
丸田 俊彦 (マルタ トシヒコ)  
1971年慶應義塾大学医学部卒業。1993年慶應應義塾大学医学部精神神経科客員教授。2004年メイヨ・クリニック精神科名誉教授。2008年サイコセラピー・プロセス研究所(IPP)所長。2014年7月6日逝去
森 さち子 (モリ サチコ)  
1986年慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業。1991年慶應義塾大学社会学研究科修士課程修了。2008年慶應義塾大学学術博士取得。現在、慶應義塾大学総合政策学部准教授。同大学医学部精神・神経科兼担准教授。放送大学客員准教授。サイコセラピー・プロセス研究所(IPP)副所長
小野田 暁子 (オノダ アキコ)  
1993年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。1999年慶應義塾大学大学院医学研究科修士課程修了。2011年放送大学文化科学研究科文化科学専攻臨床心理学プログラム修士課程修了。現在、慶應義塾大学医学部精神経科学教室・保健管理センター
志村 優子 (シムラ ユウコ)  
2005年東京国際大学大学院臨床心理学研究科博士課程前期修了。現在、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス心身ウェルネスセンターカウンセラー
住山 眞由美 (スミヤマ マユミ)  
慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業。2006年、東京成徳大学大学院心理学研究科修了(修士)。現在、社会福祉法人聖ヨハネ会桜町病院、企業内相談室カウンセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)