• 本

深海8000mに挑んだ町工場 無人探査機「江戸っ子1号」プロジェクト

出版社名 かんき出版
出版年月 2014年9月
ISBNコード 978-4-7612-7028-5
4-7612-7028-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 207P 19cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

海は豊かな海産物や資源が息づく沃野であり、近年、その根源的な価値が見直されている。政府は、2009年に「海洋基本法」を施行し、深海の開発にターゲットを絞り、本格的な資源調査に乗りだしている。このような状況のなか、「江戸っ子1号」が、世界初の深度8000メートルレベルでの三次元ハイビジョン撮影に成功した。その発案者は、衰退する町工場の経営者。地域に密着した信用金庫が仲立ちすることで地域内にプロジェクトが組まれ、さらに海洋研究開発機構や東京海洋大などの支援を得て、江戸っ子1号は深海に挑んだのだ。本書は、そうした“産官学金”四位一体の総合力により、日本のモノづくりの底力が深海探査機に具現化されるまでの山あり谷ありの道のりをルポルタージュしている。著者は「人と時代」「21世紀の公と私」を共通テーマに幅広く執筆するノンフィクション作家。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2014年11月5日])

→情報工場SERENDIP×e−hon 会員限定キャンペーンページはこちら!

商品内容

要旨

「産官学金」の連携と男たちの夢が、世界初の深海撮影を成功させた。

目次

第1章 「ガラス球」の懐かしい未来へ(「まいど一号」がつないだ夢
プロジェクトを動かしたキーパーソン ほか)
第2章 試行錯誤(消えかけていたフリーフォールの魅力
海中で電波を飛ばす!? ほか)
第3章 奮闘する黒衣たち(技術の谷間に見た光
基板は語る ほか)
第4章 深海八〇〇〇メートルの先(杉野を襲った「神の一撃」
掻き消された木霊 ほか)
第5章 世界市場に挑め!(海洋探査史における系譜
もう一つの生態系研究 ほか)

著者紹介

山岡 淳一郎 (ヤマオカ ジュンイチロウ)  
1959年愛媛県生まれ。出版関連会社、ライター集団を経てノンフィクション作家となる。「人と時代」「21世紀の公と私」を共通テーマとして、政治、経済、近現代史、医療、建築など分野を超えて旺盛に執筆。時事番組のコメンテーター、講演者としても活躍。東京富士大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)