• 本

きらきらひかる

改版

新潮文庫 え−10−1

出版社名 新潮社
出版年月 2014年9月
ISBNコード 978-4-10-133911-5
4-10-133911-2
税込価格 605円
頁数・縦 221P 16cm
シリーズ名 きらきらひかる

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 普通であることがそんなに偉いの?

    「吉川さんのPOPがほしいというお客様が来られています」と、ある日呼び出されました。お客様は中学生くらいの女の子。読書感想文の参考にしたいそうで……。POPには、こう書いてありました。「同性愛者の夫、アルコール依存の妻、二人の間にあるのは情熱的な性愛ではなく、互いを思いやる気持ちに満ちた優しい人間愛でした。しかし世間からは幸せである事より普通である事を求められます。苦しむ二人の姿から普通である事って何なのだろうと考えさせられます」。周りの人と違うことが怖くて普通を演じている。もしかしたらPOPをほしがった女の子もそんな窮屈を感じていたのかもしれません。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)

    (2013年3月11日)

商品内容

要旨

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは?傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。

著者紹介

江國 香織 (エクニ カオリ)  
1964(昭和39)年東京生れ。’87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、’89(平成元)年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、’92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、’99年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、’04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、’07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、’10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、’12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)