「改革」の果てに見たものは。五五年体制の崩壊から今日に至るまでの日本政治を政治記者として権力の中枢に接してきた著者が分析・考察する。

自民党単独政権期
一九八九年
不発に終わった政治改革
細川連立内閣
自民党の復権と村山内閣
戻ってきた自民党政権
新進党の崩壊と民主党の誕生
小泉内閣と構造改革
小泉改革を可能にしたもの
変貌する安保政策
ポスト小泉政権の迷走
進化する民主党
民主党政権の誕生と混迷
再び政権交代
四半世紀に及ぶ「改革運動」

１９９０年代以降の日本政治の軌跡をたどり，そこに生まれた変化の意味を問い，「政治改革」の意義と限界に迫る。