• 本

ベルリンに一人死す

出版社名 みすず書房
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-622-07703-9
4-622-07703-5
税込価格 4,950円
頁数・縦 607P 20cm

商品内容

要旨

1940年、ベルリンの街はナチスの恐怖政治に凍りついていた。政治のごたごたに関わらないよう静かに暮らしていた職工長オットー。しかし一人息子の戦死の報せを受け取ったのち、彼と妻アンナは思いもかけぬ抵抗運動を開始する。ヒトラーを攻撃する匿名の葉書を公共の建物に置いて立ち去るのだ。この行為はたちまちゲシュタポの注意をひき、命懸けの追跡劇が始まる…。

著者紹介

ファラダ,ハンス (ファラダ,ハンス)   Fallada,Hans
1893‐1947。本名ルドルフ・ディッツェン、26歳で作家デビュー時、グリムのメールヒェンから取ったハンス・ファラダのペンネームを名乗る、横領罪で服役後、地方新聞の記者として取材した農民の暴動をもとにした作品で人気作家となる。ナチスによって「望ましくない作家」に分類され、精神的葛藤から極度のアルコール及び薬物依存症に陥った。戦後、ベルリンでこの長編を書き上げたが、その三ヶ月後に没した
赤根 洋子 (アカネ ヨウコ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)