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風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった

文春文庫 S17−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-16-790265-0
4-16-790265-6
税込価格 1,045円
頁数・縦 477P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • アフリカの、電気もひかれていない村、学校に通えない貧しい少年。でも1冊の本をもとに風車で電気を創る。
    ファンタジーのような実話です。つらいときに本が人を支えてくれる、そんな元気をくれる1冊。お父様お母様にもお奨めです。

    (2015年4月24日)

商品内容

要旨

アフリカの最貧国マラウイを襲った旱魃により、ウィリアム少年は学費を払えず、中学を退学になる。勉強をしたい。本が読みたい。ある時NPOが作った図書室で、「エネルギーの利用」という本と出会い、独学で風力発電を造りあげることを思いつく―学ぶことの本当の意味を教えてくれる、感動のノンフィクション

目次

魔術の支配する村で
父さんの思い出
ぼくの相棒、カンバ
科学に目覚める
マラウイを襲った飢饉
食べものがないクリスマス
中学校に行けなくなる
待ちに待った収穫
図書室で出会った一冊の本
発電機づくりに取りかかる
電気を起こす風
トラブルと改良
迷信と戦う
教育がチャンスを与える
トライして、やり遂げる

著者紹介

カムクワンバ,ウィリアム (カムクワンバ,ウィリアム)   Kamkwamba,William
1987年アフリカのマラウイに生まれる。中等学校1年のとき、マラウイ全土を襲った旱魃により、学費を払えず退学する。NPOの図書室で物理を独学し、廃品を利用して風力発電のできる風車を製作、そのことが現地の新聞の目にとまり、2007年には科学者や発明家、起業家の会議TEDグローバルより招聘されスピーチをする。5年の空白の後、中学に復学し、さらに南アフリカ共和国の高校に進学。2010年9月にアメリカのダートマス大学に入学し、2014年6月卒業
ミーラー,ブライアン (ミーラー,ブライアン)   Mealer,Bryan
ジャーナリスト。テキサス生まれ。AP通信のキンシャサ支局員としてアフリカ報道に従事した経験をもち、『ハーパーズ』や『エスクァイア』などの雑誌に寄稿
田口 俊樹 (タグチ トシユキ)  
翻訳家。1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ミステリーの翻訳に定評があり、翻訳ミステリー大賞シンジケート発起人をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)