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何のために「学ぶ」のか

ちくまプリマー新書 226 中学生からの大学講義 1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-480-68931-3
4-480-68931-1
税込価格 886円
頁数・縦 202P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 若い。それだけで特権階級。でも。

    本書は、まだ社会に出ていない学生を対象にして各界の賢人が語りかける講義スタイル。メンツは、外山滋比古、前田英樹、今福龍太、茂木健一郎、本川達雄、小林康夫、鷲田清一。読者が知る人もいれば、勉強不足で知らない人もいる。ただ、著作として紹介されている代表著に聞き覚えはあったりするという、まあ、知の猛者達と言えるのでは。その語り口はひたすら直線的。いろいろと回りくどいことは言わない。限られた時間の中でいか若者の知識欲なり、行動動機なり、いい意味での刺激を与えるかに各人構えを見せている。彼らが教える、経験と努力、学ぶための態度。「文武両道は当たり前」「まずは体を動かせ」「辛い境遇から逃げるな」「人には限界があり、人の10倍働く、1日10冊の本を読む。これらはインチキ」「愛読書を持て」「パッケージはわかりやすいのは当然。すでにある。わからないことにはポジティブでおもしろい未知がある。この感じ方が大切」「頭がいいとは努力のしかたを知っているということ」「無理めの課題で快感を感じるドーパミンが出やすいシナプスのネットワークを作る、強化学習」「体のパン(実際)・心のパン(宗教、芸術)・頭のパン(学問)」

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    (2018年7月25日)

商品内容

要旨

大事なのは知識じゃない。正解のない問いに直面したときに、考え続けるための知恵である。変化の激しい時代を生きる若い人たちへ、学びの達人たちが語る、心に響くメッセージ。

目次

知ること、考えること(外山滋比古)
独学する心(前田英樹)
学問の殻を破る―世界に向けて自己を開放すること(今福龍太)
脳の上手な使い方(茂木健一郎)
生物学を学ぶ意味(本川達雄)
学ぶことの根拠(小林康夫)
「賢くある」ということ(鷲田清一)

著者紹介

外山 滋比古 (トヤマ シゲヒコ)  
1923年生まれ。東京文理科大学英文学科卒業。『英語青年』編集を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学で教鞭を執る。お茶の水大学名誉教授。専攻の英文学のほか、エディターシップ、思考、日本語論、教育論などの分野で独創的な仕事を続けている
前田 英樹 (マエダ ヒデキ)  
1951年大阪生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。現在、立教大学現代心理学部教授
今福 龍太 (イマフク リュウタ)  
1955年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。82年より、メキシコ・キューバ・ブラジルにて人類学的調査に従事。札幌大学教授、サンパウロ大学日本文化研究所客員教授等を務め、現在は東京外国語大学大学院教授、奄美自由大学主宰
茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)  
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している
本川 達雄 (モトカワ タツオ)  
1948年宮城県仙台市生まれ。東京大学理学部生物学科(動物学)卒業後、東京大学助手、琉球大学助教授などを経て、1991年東京工業大学教授、2014年より同学名誉教授。専門は生物学。棘皮動物(ナマコ、ウニ、ヒトデ、ウミユリ)の硬さの変わる結合組織の研究や、サイズの生物学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)