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露伴の『運命』とその彼方 ユーラシアの視点から

歴史屋のたわごと 2

出版社名 平凡社
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-582-44604-3
4-582-44604-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 214P 19cm

商品内容

要旨

永楽帝とティムールの東西決戦が実現していたら!?中国・明代の抗争を描いた幸田露伴の歴史小説を“ユーラシアの視点”で眺めれば、背後には世界を視野にふくむ壮大な物語が展開していた―傑作小説の背後に蠢く世界史的な野望。

目次

序章 これから綴ることへの少し長い前書き
第1章 カスティーリャの使節団―覇王タメルランのもとへ
第2章 地中海、黒海、中央ユーラシア内奥への旅
第3章 運命の出会い―ティムールとイブン・ハルドゥーン
第4章 モンゴル・タタルの覇王
第5章 イブン・ハルドゥーンが伝えるふたりの語らい
第6章 カイロへの帰還
第7章 東方の覇王からの手紙
第8章 ティムールの死、永楽帝の辛苦
第9章 命運の旅行団―追記として

出版社
商品紹介

幸田露伴『運命』を独自」のユーラシア視点で眺め世界史的かつ壮大な物語を紡ぐ。

著者紹介

杉山 正明 (スギヤマ マサアキ)  
1952年静岡県沼津市生まれ。京都大学大学院教授。専門はモンゴル史、中央ユーラシア史、世界史。主な著書は『クビライの挑戦』(朝日選書、サントリー学芸賞)、『モンゴル帝国と大元ウルス』(京都大学学術出版会、日本学士院賞)など。2003年司馬遼太郎賞を受賞、また2006年には紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)