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「食いもの」の神語り 言葉が伝える太古の列島食

角川選書 551

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-04-703551-5
4-04-703551-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 203P 19cm

商品内容

要旨

太古の日本人は何を食べていたのか?たとえば塩。塩は、この列島の海辺に棲む人たちの気長な作業から生まれ、当初から変わらず「シホ」と呼ばれて来た。貝や魚や菜はどうか。肉・栗・豆・米・餅・酢・酒は?日本書紀・古事記・万葉集などの古代文献は、恋愛や世継ぎに関する記述の豊富さに比べ、「食」への言及は希だが、そのわずかな記述を手がかりに、豊かな海山の幸に恵まれた日本の食の遠源に迫る。

目次

1部 「食ひて活くべきもの」の神語り(オホゲツ姫の殺害と穀草の誕生
天照大神による水田稲作の開始
トヨの国名に関わるイモ(芋)と穀物由来の国名群
海サチ・山サチという神語
祝詞のミテグラ(供物) ほか)
2部 神ながらの食い物呼称(カヒ―貝・穎 他
ナとウヲ―菜・魚
シシとシギ―獣肉、鳥肉
クダ物とクリ―果、栗
くさぐさの種つ物―栗・黍・稗・麦、小豆・大豆 ほか)

出版社
商品紹介

貝・菜・魚・肉・果・豆・根・米・餅・塩・酢・酒・贄……、記紀・万葉などを手がかりに、食を表すことばを読み解き、日本列島に太古から生きていた人々が何を食べて命を繋いできたのかを検証する。

著者紹介

木村 紀子 (キムラ ノリコ)  
1943年生まれ。愛媛県松山市出身。奈良大学名誉教授。専攻は言語文化論・意味論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)