反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体
新潮選書
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2015年2月 |
ISBNコード |
978-4-10-603764-1
(4-10-603764-5) |
税込価格 | 1,925円 |
頁数・縦 | 282P 20cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) 近年、「反知性主義」という言葉が日本のメディアで使われるようになってきている。「反知性主義が日本社会を覆い尽くしている」というようにネガティブな意味で用いられることが多いが、もとはこの言葉は、20世紀以降の現代アメリカ社会を分析するのに使われてきたものである。本書では、その本来の意味での「反知性主義」について、主にアメリカのキリスト教史、とくに三度にわたる「信仰復興運動」との関わりから論じている。信仰復興運動とは、民衆の間でキリスト教への信仰が急速に広がる現象、およびそれを引き起こす伝道集会などの活動を指す。著者は国際基督教大学(ICU)人文科学デパートメント哲学・宗教学メジャー教授で、同大学学務副学長も務める。 |
商品内容
要旨 |
アメリカでは、なぜ反インテリの風潮が強いのか。なぜキリスト教が異様に盛んなのか。なぜビジネスマンが自己啓発に熱心なのか。なぜ政治が極端な道徳主義に走るのか。そのすべての謎を解く鍵は、アメリカで変質したキリスト教が生みだした「反知性主義」にあった。いま世界でもっとも危険なイデオロギーの意外な正体を、歴史的視点から鮮やかに描く。 |
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目次 |
第1章 ハーバード大学 反知性主義の前提 |
出版社 商品紹介 |
民主主義の破壊者か。格差是正の救世主か。米国のキリスト教と自己啓発の歴史から、反知性主義の恐るべきパワーと意外な効用を描く。 |