• 本

はじめての福島学

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-7816-1311-6
4-7816-1311-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 412P 19cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

東日本大震災にともなう福島第一原子力発電所の事故から4年が経過し、福島では着々と復興の道を歩んでいる。ところが、県外の人々の多くが、それぞれの頭の中に「イメージ上の福島」をつくり上げ、固定的でステレオタイプな見方しかしていないと、本書で著者は指摘する。また、この4年間にメディア等でさまざまな異なる言論や主張があふれ返ったために、福島は「難しい」あるいは「面倒くさい」と、問題を避けて通るようになった人も多い。本書では、福島県出身で、震災直後から現地での研究や復興支援に取り組んでいる社会学者が、データを駆使しながら「福島の現在」を論じている。誤解や偏見、政治的主張の道具としての福島の利用などを批判し、科学的根拠に基づき福島について考える視座を提供。著者は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍し、現在福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員を務める。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2015年05月22日])

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商品内容

要旨

人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域…福島の問題は放射線ではなく、「地方」の問題である。福島から日本の「地方」がみえる。

目次

01 復興(復興が「早すぎた」弊害も大きい
復興予算の問題とは何か
予算分配は「白」か「黒」かだけではない ほか)
02 人口(福島の人口流出は10倍誤解されている
避難者は県内に戻りつつある
制度から漏れ落ちる「マイノリティ」の県外避難者 ほか)
03 農業(「定番ネタ」が人の目を引かなくなった時に
センセーショナリズムが煽るのは、恐怖と憤怒
吉田調書問題に象徴されるセンセーショナリズム ほか)
04 漁業・林業(漁業は震災前と比べてどれだけ回復しているか
回復は「57%」「9%」―なぜ答えが二つあるのか
色々な漁港に水揚げする故、数字の違いが出てくる ほか)
05 二次・三次産業(福島に一次産業従事者は多いか?
「福島=電気で成り立ってきた」も間違い
それでも一次産業に注目すべき理由 ほか)
06 雇用・労働(復興需要で雇用は活性化
人材不足は「工事関係」と「医療・福祉」
「宿泊旅行者」は3.11後に2〜3割増)
07 家族・子ども(流産や先天奇形の割合は震災前後で変化なし
離婚率は下がり、婚姻率は上がる気配も…
出生率は全国最大幅のV字回復 ほか)
08 これからの福島(「ビッグワード」に頼らずに福島を語る
機関困難地域、避難指示区域、避難指示解除準備区域とは何か
「今は決められない」という立場も尊重を ほか)

出版社
商品紹介

フクシマを通じて現代が抱える病巣を浮かび上がらせようとする、社会学者・開沼博による書き下ろし。

著者紹介

開沼 博 (カイヌマ ヒロシ)  
社会学者。1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)