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レジリエンスとは何か 何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-492-04567-1
4-492-04567-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 283P 19cm

商品内容

要旨

いま日本で最も必要とされていること。アメリカ、イギリス、オーストラリアをはじめとした世界の動きとその取り組みを解説し、私たちが何をすべきかを問う。

目次

レジリエンスとは何か
第1部 レジリエンスの基礎を知る(生態系のレジリエンス
折れないこころをつくる―レジリエンスの心理学)
第2部 折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる(折れない子どもをはぐくむ学校―レジリエンスを高める教育
折れない子どもを育てる―家庭で高めるレジリエンス
温暖化にも折れない暮らしをつくる
災害にも折れない暮らし・地域をつくる
折れない自治体や都市をつくる
住民の力で、何があっても折れない地域をつくる)
第3部 自分と家族のレジリエンスを高めるには(折れない人生・折れない暮らしをつくる)

おすすめコメント

レジリエンスとは「しなやかな強さ」と訳します。強い風にも重い雪にも、ぽきっと折れることなく、しなってまた元の姿に戻る竹のように、「何かあってもまた立ち直れる力」のことです。いまの日本はこの「レジリエンス力」がとても弱くなっていると著者は言います。たとえば、効率やコストを重視するあまり、資材の調達先を一社に絞った結果、3・11のような大きな震災の場合、企業は立ちゆかなくなってしまう。同じように効率重視で行われているのは企業経営だけにとどまらず、教育、子育て、地域社会、環境でも垣間見ることができます。しかし、世界では、このレジリエンスの研究が進んでおり、上記のような様々な面でレジリエンスへの取り組みが積極的に行われています。世界のレジリエンス研究家とともにレジリエンスの研究を深め、啓発活動を行ってきた著者が、レジリエンスがかつてないほど必要となっている日本と日本人にレジリエンスの考え方と取り組み方を世界の実例を交えながら解説します。

著者紹介

枝廣 淳子 (エダヒロ ジュンコ)  
幸せ経済社会研究所所長、東京都市大学環境学部教授、(有)イーズ代表、(有)チェンジ・エージェント会長、NGOジャパン・フォー・サステナビリティ代表。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境問題に関する講演、執筆、翻訳、テレビ出演ほか、企業の変革に向けてのコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。2011年からは本当の幸せを経済と社会との関わりで学び、考える研究所を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)