• 本

家裁調査官が見た現代の非行と家族 司法臨床の現場から

出版社名 創元社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-422-11587-0
4-422-11587-1
税込価格 2,640円
頁数・縦 329P 19cm

商品内容

要旨

家庭裁判所で取り扱われる暴力非行や集団非行などの少年事件、そして離婚やDV、児童虐待などの家事事件を歴史的変遷や社会的背景を踏まえて緻密に考察、現代の少年と家族の実相を鮮やかに描き出す。気鋭の家裁調査官による渾身の論考。

目次

第1部 司法臨床の視点(家庭裁判所と家庭裁判所調査官
司法臨床による少年非行と家族紛争の類型)
第2部 現代の非行(非行総論―少年事件に見る現代の非行
第1類型(反社会的問題行動群)
第2類型(不特定対象型問題行動群)
第3類型(非社会的問題行動群)
第4類型(親密圏型問題行動群))
第3部 現代の家族(家事総論―家事事件に見る現代の家族(夫婦関係
親子関係
親族関係
多問題家族))

出版社
商品紹介

家庭裁判所で取り扱われる少年事件・家事事件を体系的に分類し、各類型を緻密に考察、現代の少年と家族の実相を描き出す。

おすすめコメント

非行や犯罪は、その時代を映し出す鏡と言われる。同様に、離婚やDV、児童虐待などの家族をめぐる問題には、夫婦関係や親子関係の歪みが直截に示される。本書は、家庭裁判所で取り扱われる少年事件・家事事件を体系的に分類した上で、各類型を歴史的変遷や社会的背景を踏まえて緻密に考察、現代の少年と家族の実相を描き出す試み。司法や心理をはじめ、教育、福祉、行政、マスコミなど非行や家族の問題に関わるすべての人々へ。

著者紹介

廣井 亮一 (ヒロイ リョウイチ)  
1981年から1999年まで家庭裁判所調査官。以後、和歌山大学助教授、京都女子大学准教授を経て、立命館大学文学部教授、同大学院文学研究科教授。学術博士(大阪市立大学)、臨床心理士。専門は司法臨床、非行臨床、家族臨床(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)