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他者が他者であること

文春文庫 み19−33

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-16-790365-7
4-16-790365-2
税込価格 660円
頁数・縦 241P 16cm

商品内容

要旨

二十代の頃、歴史を顧みることがなかった著者は、なぜそこへ目を向けるようになったのか。司馬遼太郎、藤沢周平、小林秀雄、古代中国、趣味とするカメラ、そして自著についての思い。大作『三国志』を完成させた歴史小説家の創作の裏に隠された、あらゆることに対する鋭い視点と、深い思考が見えるエッセイ集。

目次

1 湖北だより(マキの生け垣
逸勢の娘の孝心 ほか)
2 中国古代の構図(中国古代の構図
『奇貨居くべし』連載を終えて ほか)
3 カメラ(シャッターボタンを押すということ
時を写せ ほか)
4 他者が他者であること(他者が他者であること
二人の利休 ほか)

おすすめコメント

文学から趣味まで、宮城谷昌光の素顔 二十代の頃、歴史小説を侮蔑していた――。いかにして現代を代表する歴史作家への道が拓けたのか。創作への思いが見えるエッセイ集。

著者紹介

宮城谷 昌光 (ミヤギタニ マサミツ)  
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)