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シリーズ環境政策の新地平 1

グローバル社会は持続可能か

出版社名 岩波書店
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-00-028791-3
4-00-028791-5
税込価格 3,520円
頁数・縦 193P 22cm
シリーズ名 シリーズ環境政策の新地平

商品内容

要旨

かつての「途上国」の一部は、新興国として急速な経済成長をとげながらも、環境の悪化も招いている。他方「最貧国」と呼ばれる国では、資源枯渇と環境の劣化が進んでいる。「先進国」は前世紀の公害問題を解決したかに見えつつも、姿形を変えた新たな問題に直面している。さらに企業の国際展開や人々の国際移動など、「国家」という単位ではとらえきれない動きが広がり、社会経済的なグローバル化が進行し続けている。このような状況において地球全体が直面する環境問題を解決し、持続可能に発展していくためには、何が必要なのか、具体的な政策課題は何なのか。分野横断的に論じる。

目次

序章 グローバル社会と持続可能な発展
第1章 持続可能な発展論(持続可能な発展の定義・解釈はなぜ多様になるのか
持続可能な発展論の実践的展開 ほか)
第2章 持続可能な発展を計測する指標(「持続可能な発展指標」をめぐる議論の展開
「持続可能な発展」概念と資本アプローチ ほか)
第3章 国際貿易・投資の自由化と環境保全(国際貿易・投資から環境へ
環境政策から国際貿易・投資へ ほか)
第4章 貧困と環境破壊(貧困と環境の多様な視点
農村における貧困と環境 ほか)
第5章 環境と女性/ジェンダーの主流化(環境問題と環境運動における女性
環境と女性/ジェンダーに関する理論的系譜と潮流 ほか)
第6章 エコツーリズムと環境保全(エコツーリズムとは何か
エコツーリズムから持続可能な観光へ ほか)
第7章 地球環境ガバナンスの理論と実際(「地球公共財」の提供問題
国際制度 ほか)
第8章 東アジアの経済発展と環境協力(東アジアの環境問題の経済・制度的要因
東アジアにおける国際環境協力の意義と変容 ほか)

出版社
商品紹介

「国家」を越えた経済活動から新たな環境問題が発生する世界。「環境」と「発展」の両立は可能なのか。

著者紹介

亀山 康子 (カメヤマ ヤスコ)  
国立環境研究所社会環境システム研究センター持続可能社会システム研究室室長。専攻は国際関係論
森 晶寿 (モリ アキヒサ)  
京都大学大学院地球環境学堂准教授。専攻は地球益経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)