明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法
講談社現代新書 2302
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2015年5月 |
ISBNコード |
978-4-06-288302-3
(4-06-288302-3) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 302P 18cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) 「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」とすっかり自信をなくし、嘆くプランナーたちが増えている。さらに、そこに追い打ちをかけるように、世間からは「広告は終わった」「もう人を動かすことは諦めろ」というような否定論もたくさん聞かれるようになり、広告業界は全体的に元気を失っているように見える。しかし、本来、広告や宣伝、広報、メディアや販促などの「伝える仕事」は伝えたい相手に役立つ情報をしっかり届けて、相手に喜んでもらう仕事であり、もっと楽しく、ワクワクするはずのものである。本書は、電通でマス広告とネット広告に各13年ずつ関わり、「メディアもツールもテクニックも相手を笑顔にする手段にすぎない」と断言する著者が、「伝える喜び」を取り戻すための方法を論じている。 |
商品内容
要旨 |
どうしても伝えたいその「情報」はどうすれば相手に伝わるのか。圧倒的にわかりやすい伝える仕事「虎の巻」!チャート図つき! |
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目次 |
第1章 「情報“砂の一粒”時代」がやってきた―「伝える仕事」に携わる人にとって超アゲンスト |
おすすめコメント
「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」 「以前はもっと反応があったけど、近ごろそれもなく、やり甲斐がない」 「広告もコンテンツも効いてる気がしない」 「苦労してバズらせても、一瞬火がつくもののすぐ忘れ去られてしまう」 「SNSが重要かと思ってがんばってるけど、効果が感じられない」 ……そうお嘆きのあなたに。あなたがどうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば相手に伝わるのか。広告、宣伝、広報、販促、営業、メディア…… 「伝える」仕事に携わる、全ての方への処方箋――。 ◆「情報“砂の一粒”時代」というおっそろしい情報環境◆ ある調査によると、2010年の1年間に、世界には約1ゼタバイトの情報が流れたという。ゼタバイトという単位、ボクは初めて知ったのだが、これ、調べてみて驚いた。1ゼタバイトは「世界中の砂浜の砂の数」なのだそうである。具体的にイメージしてみてほしい。たとえば日本を代表する砂浜のひとつである九十九里浜のすべての砂の数。あれですら「無限」に近いと思いませんか? でも、世界規模で見たら小さな日本にある小さな砂浜なのだ。対象は世界中の砂浜だ。世界中の砂浜の砂の数と同じ量の情報が、流れたというのである。この現実から目を背けてはいけない。送り手側は「いいものを作れば伝わるんじゃないかな?」とか、甘い希望を持ちがちだ。でもそれはほぼ幻想なのだ。「もう絶対に伝わらない」という圧倒的絶望から始めないといけないとボクは思う。とはいえ、そんな絶望の中でも「伝わる方法」はある。ボクが思うに、「ひとつ」ある。無限の砂嵐の中で、自分が伝えたい砂粒を相手に届ける方法が 少なくともひとつはあると思っている。そしてそれは何か冷たい触感がするテクノロジー的なものではなくて、とてもアナログで人間的で喜びに満ちたやり方だ。情報“砂一時代”、ファンベース、オーガニックリーチ……。圧倒的にわかりやすい、伝える仕事「虎の巻」!