ユダヤ人と経済生活
講談社学術文庫 2303
| 出版社名 | 講談社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2015年6月 |
| ISBNコード |
978-4-06-292303-3
(4-06-292303-3) |
| 税込価格 | 1,496円 |
| 頁数・縦 | 397P 15cm |
商品内容
| 要旨 |
近代資本主義の発展を促したのは、プロテスタンティズムではなくユダヤ教の倫理だった―。ヨーロッパにおけるユダヤ人の人口移動や、彼らの食や性をめぐる宗教生活と経済活動の関連を詳細に分析。その民族的特性と歴史的意味を解明した本書は、二十世紀初頭に発表されるや、朋友にして好敵手であったヴェーバーとの間に激しい論争をひきおこした。 |
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| 目次 |
第1部 近代国民経済形成へのユダヤ人の関与(調査方法―関与の方式と範囲 |



おすすめコメント
20世紀初頭、マックス・ヴェーバーと並び称されたドイツの経済学者、ゾンバルトが1911年に著した代表著作。ゾンバルトは、ヴェーバーが「近代資本主義の発展にはプロテスタンティズムの経済倫理が大きく影響している」と論じたのに刺激を受けて、本書を執筆したという。しかし、その結論はヴェーバーとは全く異なり、プロテスタンティズムは資本主義をむしろ阻害するものであり、ユダヤ人のほうが資本主義の発展促進につくした――と述べている。詳細なデータ分析によって、国際的な経済の中心地の移動と、ユダヤ人の人口移動との関連を明らかにし、さらに、ユダヤ人がこうした役割を果たしたのは、ずっと以前からであることを、歴史をさかのぼり、その宗教生活を探ることで解明していく。こうしたゾンバルトの「ユダヤ人論」は、朋友にしてライバルのヴェーバーはもちろん、ユダヤ主義、反ユダヤ主義の双方からも批判を浴びた。しかし、「ユダヤ人と資本主義の適性」を論じた本書は、ユダヤ系資本の力の大きさがあらためて見せつけられる現在こそ、大いに読まれるべきものであろう。〔1994年、荒地出版社刊の同名書籍を、一部割愛して文庫化。原著:Werner Sombart, Die Juden und das Wirtschaftsleben,1911〕