君の膵臓をたべたい
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2015年6月 |
ISBNコード |
978-4-575-23905-8
(4-575-23905-4) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 281P 20cm |
正反対の二人が出会い、惹かれていく。限られた時間のなかで−
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が綴った日記帳だった。そしてそこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた――。びっくりするようなタイトルですが、内容はホラーでもグロくもありません。少年が自分とは全く違う少女に出会い変わっていく、せつない青春物語です。読み終わるとタイトルから受ける印象がガラッと変わります。この小説がこの作家さんのデビュー作。たくさんの人の感情を揺すぶる力を持った作品だと思います。主人公と同年代の10代に強くおすすめしたいです! ■プロモーション動画 |
書店レビュー 総合おすすめ度: 全4件
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- おすすめ度
- 北国書林 辰口店 (石川県能美市)
最初、タイトルだけで「ホラー?」と思ってしまいました。当店では10代の方によく売れましたので、読んでみましたところ、偶然拾った文庫本がクラスメイトの日記帳だったことから始まった“僕”とヒロインの青春物語でした。読み進めていくとなぜこのタイトルなのか、最後は僕もヒロインもお互いに必要とされ合った、うまく言えませんが、読後は涙を流した後の爽快感がありました。また予想外の“僕”の心情もあります。是非読んで見てください。
(2015年12月11日)
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君の膵臓をたべたい
- おすすめ度
- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
ちょっとショッキングな題に、どんな内容なの?と誰もが首をかしげるだろう。中身は青春ストーリーといっていいだろうか。偶然に拾ったクラスメイトが綴った日記帳から話ははじまる。なにやらなんとも言いがたい"せつなさ"が漂っている。最後までイッキ読みしてしまう。デビュー作とは思えない、密度が濃い出来栄えとなっている。面白い作家さんがあらわれた。今後も期待したいが、まずはこの一作にふれてもらいたい。
(2015年11月17日)
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タイトルと表紙、帯とのギャップの理由が知りたくなりませんか?
- おすすめ度
- 卓示書店 河口湖BELL店 (山梨県南都留郡富士河口湖町)
まずタイトルを見たときの衝撃たるや・・・。
猟奇殺人とかあちら系にしては、やけに表紙が卒業式っぽいし、
帯を読むと「感動する」って書いてあるし・・・。
と、まずはタイトルと表紙・書評のギャップの理由が知りたくて読み始めたら
止まりませんでした。
クラスで人気者の女子高生とさえない男子高校生。
接点の無い2人を結んだのは一冊の「共病文庫」という本。
それは彼女の闘病生活を綴った日記だった。
号泣、ではなく、つーっと涙が頬を伝う・・・静かな小説です。(2015年9月14日)
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- おすすめ度
- ヤマト屋書店 東仙台店 (宮城県仙台市宮城野区)
日記帳がふたりをつないだ―
このタイトルの意味はラストまで読まなければわかりません。
涙なしには読めないかもしれない・・・
これでデビュー作とは、今後が楽しみな作家です!(2015年8月22日)
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商品内容
要旨 |
偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった―圧倒的デビュー作! |
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出版社・メーカーコメント
偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。 それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。 そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。 病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。 【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、終わりから始まる物語。 全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!